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ウールコート生地の選び方:ツイード、フランネル、メルトン、ダブルフェイス

写真ではイメージに合っていても、裁断、プレス、縫製をすると想定と異なる挙動を示すことがあります。コートやジャケットの企画では、まず完成する服の仕様を明確にし、書面の生地規格と現物サンプルを照合しましょう。ウール混率だけでは、必要な生地仕様は決まりません。

最初に服の仕立て方を決める

シルエット、裏地の有無、縫い代の処理、着用シーズンを伝えてください。構築的なオーバーコートと柔らかな一枚仕立てのジャケットでは、生地に求める挙動が異なります。ダブルフェイスの場合は、選んだ織組織が、予定する仕立てに合わせて剝がしや端の処理に対応できるか確認しましょう。両面を使える生地が、すべて手まつりのリバーシブルコートに適するとは限りません。

生地名だけでなく、実際の特徴を比較する

  • ツイード:織りの表情、色の混ざり方、柄の大きさを、服のイメージが分かるサイズのサンプルで確認します。チェック柄では柄合わせも考慮しましょう。
  • フランネル:提案された仕上げ後の柔らかさ、毛羽、ドレープを比較します。表面感と目付が、テーラード仕様か柔らかなシルエットかに合うか確認します。
  • メルトン・オーバーコーティング:密度、厚み、風合い、プレス時の反応を比較します。見た目の密度だけで、保温性や着用時の性能は判断できません。
  • ダブルフェイス、ブークレ、ヘアリーウール混紡:両面、端の処理、表面の質感、縫い目の厚みを評価してから、縫製仕様を決めます。

目付と有効幅は単位を明確にする

重量が平方メートル当たりのグラム数(g/m²)なのか、長さ1メートル当たりのグラム数なのかを明記してください。この二つは同じ値ではありません。1メートル当たりの重量を、生地幅をメートルで表した値で割るとg/m²になります。見積もりは同じ幅の条件で比較し、規格幅に加えて裁断に使える有効幅を確認しましょう。許容差も注文仕様に含めてください。冬物コートすべてに共通する、唯一の適切な目付はありません。

量産前に色、仕上げ、性能を承認する

合意した観察条件で色見本を確認し、求める風合いと表面仕上げを明確にします。Fred TextileのカタログではTop DyeingとPiece Dyedという表記を使用しています。両者を同じものとして扱わず、選んだ生地にどちらの工程が適用されるか確認してください。用途に応じて、ピリング、染色堅牢度、寸法安定性の試験方法と合格基準を合意しましょう。小さなスワッチだけでは、縫製試作や対象生地の試験報告書の代わりにはなりません。

コレクションの方向性をご覧いただき、仕様書と参考サンプルを添えて、ウール・混紡生地の企画をご相談ください。供給可否、性能、納期は、個別の注文について確認が必要です。

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